アコムに過払い金請求をするとローンが組めなくなる?

アコムに過払い金請求をするとローンが組めなくなる?

アコムの過払い金請求をしたいが「ローンが組めなくなると困る」「今のローンに影響はある?」などのお悩みを持っている人も多くいると思います。このページでは、アコムの過払い金請求とローンの関係性や、過払い金請求でローンが組めなくなってしまうケースなどを解説しています。

アコムの借金を完済後に過払い金請求する場合はローンに影響なし

借金の減額や免除を目的とした手続きを総じて「債務整理」と呼ばれ、返済中の借金に対して行われるものです。対して過払い金請求とは本来法的に払う必要のなかった利息を取り戻す為の手続きとなります。

原則として過払い金請求は完済した借金に対して行う場合は債務整理にはならないので、ローンに影響することはありません。ただし、借入れを完済した後にアコムへ過払い金請求を行う場合でも気をつけたいポイントが2つあります。

アコムに過払い金請求をする前に確認すべき注意点

1.ACマスターカードのショッピング利用がないか

アコムでは「ACマスターカード」と呼ばれるクレジットカードが発行されています。ACマスターカードを利用してショッピングしている場合、過払い金請求の手続きを取る前にショッピング枠の支払い残高を確認しておく事が重要です。

実はアコムで完済したキャッシングに対して過払い金請求をかけた場合、ACマスターカードのショッピング枠に支払い残高があるとまずそこへ過払い金が充当されます。そして過払い金を充当した後もショッピング残高が残っていると、その過払い金請求は債務整理の扱いとなり一時的にブラックリストに載ってしまうのです。

2.DCキャッシュワンからの借入れがないか

株式会社DCキャッシュワンという金融企業は、平成21年にアコムに吸収合併されました。過払い金とは「利息制限法」が改定される以前に存在した金利のグレーゾーンで発生したものです。

DCキャッシュワンではこのグレーゾーンに触れるような金利は設定されておらず、過払い金請求の対象とはなりません。

しかしアコムがDCキャッシュワンを吸収合併している関係で、DCキャッシュワンからの借り入れを返済中にアコムへの過払い金請求を行うと債務整理という扱いになってしまうのです。アコムのキャッシングが完済していても、DCキャッシュワンからの借り入れが残っていないか確認しておきましょう。

アコムの過払い金請求をしてローンが組めなくなるケース

キャッシングやローン商品などの審査で重要視される大きなポイントは「信用情報」と「属性」の2つです。信用情報は借り入れ状況や遅延・滞納の有無、属性は主に職業・年齢・年収・家族構成といった個人情報となります。

信用情報は信用情報機関という場所で管理されており、様々な金融商品を扱う企業の間で情報が共有されるのです。遅延・滞納・債務整理の事実があると登録されて一定期間記録が残ります。信用情報機関にこうした金融事故の情報が残っている状態の事を通称として「ブラックリストに載る」と呼ぶのです。

ブラックリストにのってしまった場合

ブラックリストの掲載期間はその金融事故内容にもよりますが、過払い金請求が債務整理扱いになってブラックリストに載る場合は5年~7年程度となります。

ローン審査で信用情報が参照された際にブラックリスト状態が確認されると、支払い能力に問題があると見なされて審査に通過する事が難しくなるのです。

ただしブラックリスト状態が解除されれば、過去に金融事故を起こした人でもまたローンを組むことが出来るようになります。過払い金請求を行って信用情報がブラックリスト状態になってしまうケースには、以下のような場合が考えられます。

返済中で取り戻した過払い金で借金を0にできない場合

返済中の借り入れに対して過払い金請求をかける場合、ACマスターカードの場合同様基本的に過払い金はまず借金の残高へ充当される事になります。

過払い金が戻って来た段階で借り入れ残高がまだ残っている場合、その過払い金請求は債務整理の1つである「任意整理」という扱いになってしまうのです。

任意整理とは裁判所を介さずに貸金業者と直接和解交渉を行い、借金の減額を目的としています。過払い金請求によって返済中の借り入れ残高が0にならなければ、結果としてそれは「借金の減額」としてみなされてしまうのです。

ACマスターカードのショッピングの利用がある場合

ACマスターカードのショッピング枠はアコムからの擬似的な「借り入れ」として扱われる為、過払い金請求で返還されるお金が充当されます。

返済中の借り入れ同様、過払い金請求の結果ACマスターカードのショッピング枠が0にならなければ任意整理として扱われるのでブラックリストに載ってしまうのです。

DCキャッシュワンから借入れがある場合

アコムに吸収合併されたDCキャッシュワンからの借り入れが返済中である場合、それはアコムからの借り入れと同様の扱いを受けます。

DCキャッシュワンへの返済中にアコムへ過払い金請求をかけると、過払い金はまずDCキャッシュワンからの借り入れ残高に充当されるのです。

過払い金によってDCキャッシュワンの借り入れ残高が0になれば問題ありませんが、残高が残ってしまうと任意整理として見なされ信用情報がブラックリスト状態になります。

ローンを組む金融機関がアコムの関連会社の場合

信用情報のブラックリスト状態は一定期間が経過すれば解除され、その後のローン審査で参照される事はなくなります。しかしこれはあくまで信用情報機関に登録されている記録の場合であり、個々の企業で保管されている取引情報はその限りではありません。

過去に問題が起きた利用者の情報は各企業で情報が保管されており、保存期間も異なるので半永久的に情報が参照される事も考えられるのです。アコムのように大手の企業となれば関連会社も多く、その関連会社でローンを組む場合もアコムでの過払い金請求の情報が参照されます。

完済後の過払い金請求であれば問題ありませんが、ブラックリストに載ってしまうような状態での過払い金請求の場合は長期間その情報が残ってしまうでしょう。

アコムに過払い金請求をしても現在のローンに影響しない

アコムへの過払い金請求によって、現在返済中のローンやクレジットカードに影響が出るのではないかと心配する人も多いでしょう。特にアコムは三菱東京UFJ銀行とグループ関係にあり、アコムが関連する金融商品もいくつかあります。

既に住宅ローンを組んでいる人であれば金額が大きいだけに「一括返済や返済期間短縮になってしまわないか」と心配になるでしょう。ですが、基本的に過払い金請求によって現在のローンに影響が出るという事はありません。

アコムは三菱東京UFJ銀行がリリースしている「バンクイック」というカードローンの保証会社になっており、バンクイックの利用者が返済を滞納した場合はアコムが立て替える仕組みになっています。

しかし完済したアコムの借り入れに対して過払い金請求を行う場合には、バンクイックが返済中であっても影響が出る事はありません。ただし、バンクイックの返済で延滞・滞納が見られる場合は、逆にアコムの過払い金請求へ影響を及ぼす可能性がある事に注意しましょう。

三菱東京UFJが発行しているクレジットカードである三菱UFJニコスについても、基本的にはアコムの過払い金請求によって影響が出る事はありません。

しかしアコムで返済中の借り入れに対する過払い金請求で残高が相殺仕切れなった場合は、三菱UFJニコスが利用停止になる可能性が高いと言えます。

三菱UFJニコスを所有している場合は、アコムへの過払い金請求が任意整理扱いにならないよう念入りに確認しておく事が重要です。

大手消費者金融であるモビットは三菱UFJ銀行と三井住友銀行のグループが合同出資して出来た企業です。ただし2012年にカードローン事業は三井住友銀行グループが継承し別会社として独立しています。

したがってアコムへの過払い金請求がモビットの返済に影響を及ぼすという事はありません。しかし返済中のアコムへ過払い金請求を行い残債と相殺出来なかった場合は、ニコス同様にモビットのキャッシングカードが利用出来なくなる可能性があります。

アコムへの過払い金請求を行ったとしても、支払いが継続中の住宅ローンに関しては全く別の契約として取り扱われるので問題はありません。

これはアコムとグループ関係にある三菱東京UFJ銀行で組んだ住宅ローンでも同様と言えます。住宅ローンの支払いに影響が出るのは、直接住宅ローンに対して債務整理をかけた場合です。

アコムの過払い金請求後にローンを組みたい場合

アコムで過払い金請求を行った後にローンを利用して買い物がしたい場合には、少し立ち止まっていくつかのポイントを押さえておく事が重要です。

安易に過払い金請求を行った結果、任意整理として扱われてブラックリスト状態になってしまっては本末転倒です。安全に過払い金請求を行う為の方法を把握しておきましょう。

アコムの借金を完済してから過払い金請求する

アコムなどの貸金業者に対する過払い金請求は、原則的に完済した借り入れに対するものであれば債務整理として扱われる事はありません。

債務整理でなければ過払い金請求がブラックリストに載る理由がないので、アコムからの借り入れを返済しきってから過払い金請求を行うのが安全な方法です。返済が継続中であれば、いつ返済が終わるのかをシミュレーションして確認してみましょう。

しかし、完済した借り入れであればいつの契約でも過払い金請求をかけられるという訳ではありません。過払い金請求には時効が存在しており、最後の取り引きから10年以上が経過した借り入れ契約に対しては過払い金請求が出来なくなってしまうのです。

例えば2018年時点で過払い金請求を行う事の出来る借り入れは、2008年以降に完済したものという事になります。過払い金請求は原則として同じ貸金業者の取り引き全てが対象となるので、「最後にアコムと取り引きしてから10年以内」に過払い金請求を行えばアコムからの借り入れ全てが対象となります。

ただしこれはアコムをコンスタントに利用して全ての借り入れが「一連の契約」として見なせる場合に限ります。例えば2000年に1度目の借り入れを行い2002年に完済、2003年に2度目の借り入れをして2009年に完済している場合は比較的借り入れのスパンが短く、一連の契約として見なされる可能性が高いです。

しかし2度目の借り入れが2008年といった具合に1度目の借り入れから長期間空いてしまうと、個別の契約として見なされ2000年の借り入れは過払い金請求の対象外となる可能性もあります。判断基準は裁判所や弁護士などの専門家によっても事なるので手続き前に確認しておく事が重要です。

ローンを組んでからアコムに過払い金請求する

アコムとの取り引き内容が複雑で過払い金請求の結果が読めない、もしくは返済中かつ過払い金で相殺が見込めない場合には手続きへ進む前にローンを組んでしまうというのも1つの手段です。

原則的に過払い金請求が返済中のローンに影響を及ぼす事はなく、1度ローン審査に通過してしまえば金融機関が信用情報をチェックし直すという事は殆どありません。

ローンを返済する為の支払い能力が確保出来ているのであれば、過払い金請求をかける前にローンを組んでしまうのが無難です。ただし、過払い金請求で残債を完済出来ない場合はブラックリスト入りしてしまうというデメリットには十分注意しましょう。

返済中の場合は司法書士や弁護士に相談する

過払い金請求という手続きは専門家に依頼せずとも、自力で手続きを進める事が可能です。しかし個人で過払い金手続きを行う場合には時間や労力がかかってしまう他にも、返還される過払い金が少なくなる可能性が高いというリスクがあります。

過払い金請求では貸金業者との交渉が大きなウェイトを占めている為です。この事は返済中の借り入れに対して過払い金をかける際に重要になります。戻ってくる過払い金が少なければ、残債を完済出来る可能性が低くなるでしょう。

過払い金というのは返還請求をすれば全部返って来る訳ではなく、貸金業者との交渉で返還率が決まるものなのです。弁護士や司法書士といった法律の専門家は交渉事にも長けているので、アコムに対しても有利な条件で交渉を運んでくれる事が期待出来ます。

少しでも多く過払い金を取り戻して残債と完済させる為には、借金の専門家である司法書士や弁護士に依頼すると良いでしょう。

過払い金請求・債務整理が強い弁護士・司法書士ランキング

過払い金に影響がある?アコムの経営状況と会社概要

アコムは2006年の6月18日以降のグレーゾーン金利の廃止と、借金を完済した方の遡っての過払い金請求の影響によって、2007年には約4400億円の赤字を出しました。それ以後コンプライアンスの遵守を徹底したり、大規模なリストラなどを行うことで徐々に業績を回復させていきました。

それでも2010年の改正貸金業法が施行された次の年の2011年3月の決算では、再び約2026億円という大きな赤字を出して、倒産まで危ぶまれたこともあります。しかしながら三菱UFJファイナンシャル・グループとの資本提携などを筆頭に、相互に利益の出る企業との繋がりを深くする戦略をとって生き残ります。

そして2012年の決算以降は一定の利益が出るまでには持ち直しているようです。したがって直近においてのアコムは、業績悪化による過払い金請求額に対しての影響は、他の金融会社よりは少ないといえるでしょう。

商号 アコム株式会社
取引履歴の取得先 0120-07-1000
請求書の送付先 電話番号:03-3222-2666
住所:東京都千代田区富士見2-15-11 東京公的応対センター(審査第二部)
公式ページ https://www.acom.co.jp/corp/
所在地 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル
貸金業者登録番号 関東財務局長(12)第00022号
関連 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)、DCキャッシュワン、ACマスターカード、じぶん銀行カードローン

アコムの過払い金請求

お役立ち情報